メンバー

山田 仁一郎 教授

専門分野

アントレプレナーシップ、経営戦略、組織論

担当科目

Business Development、経営学研究法

経歴

中央大学商学部会計学科卒業、北海道大学大学院経済学研究科修了(博士・経営学)、大阪市立大学大学院経営学研究科教授等を経て、現職。現在、日本ベンチャー学会副会長、組織学会評議員等。

主要論文・著作
メッセージ

社会と組織の変化を理解するために、アントレプレナーシップの視点は見晴らしが良いです。組織の誕生から流転まで、経営戦略と倫理・哲学、企業統治の観点からとらえ直すと、ビジネスリーダーとしての選択肢が大きく広がります。定石を知り、良い意味で裏切りましょう。

柳淳也 特定助教

専門分野

クリティカル・マネジメント・スタディーズ、ダイバーシティ・マネジメント

経歴

大阪市立大学経営学研究科前期博士課程・後期博士課程修了。博士(経営学)。2014年に任意団体を設立し、関西を中心に子どや教職員、自治体、企業向けにLGBTQを含むダイバーシティ研修を幅広く手掛ける。大阪府立大学高等教育推進機構にて特認助教を務め、現職に至る。

主要論文・著作
  • 『「クリティカル・マネジメント研究」(“Critical Management Studies”) の系統的レビュー』(2020, 共著, 『赤門マネジメントレビュー』)
メッセージ

様々なジェンダー、セクシュアリティ、エスニシティ、障害、経済状況を持つ人々と、私たちは既に一緒に生きています。私たち自身が、私たちとどこかで繋がっている重要な他者と共に、生き延び、よりよい生を追求するために、多様な背景を持つ人々の知や経験を学び、蓄積していきましょう。

山本光世 特命教授

専門分野

企業経営全般、リーダーシップ、全社戦略・事業戦略、事業承継・事業変革

担当科目

事業デザイン論

経歴

同志社大学神学部卒。米国ミシガン大学ビジネススクール卒MBA、同大学自然資源環境大学院卒MS。ベンチャー支援会社にて経営コンサルティング、新規事業開発を経験。その後、2010年にJOHNAN株式会社代表取締役に就任、現在に至る。一般社団法人京都試作ネット常任理事。

主要論文・著作
  • 米国ロス・コントロール社向け「戦略実行組織の提案」(2006)
メッセージ

企業経営における理論の学びと実務を約20年間行ってきました。機会と脅威に晒されながらも、企業を変革させ社会に必要とされる器に育てる醍醐味が経営にはあります。エフェクチュエーションは現代および未来において、事業家に益々必要とされる能力でしょう。皆様と一緒にその能力を本講座で高め合うことを楽しみにしております。

アニス・ウッザマン 特命教授

専門分野

米国シリコンバレーを拠点に世界中のIT、Health IT、Artificial Intelligence、Robotics、Blockchain、Cloud、Big Data、FinTech、量子コンピュータ、次世代ITテクノロジー分野等の優れた技術への投資を行うVC。

経歴

ペガサス・テック・ベンチャーズ代表パートナー兼CEO。東京工業大学工学部開発システム工学科卒業。オクラホマ州立大学工学部電気情報工学専攻にて修士、首都大学東京(現・東京都立大学)工学部情報通信学科にて博士を取得。IBMなどを経て、シリコンバレーにてペガサス・テック・ベンチャーズを設立。2023年現在、全世界で運用総資産額3000億円、39本のファンドを運営しており、世界の大手事業会社35社以上とのパートナーシップによる大手企業内のイノベーション促進の実績を持つ。

主要論文・著作

一橋大学名誉教授である米倉誠一郎氏との共著「シリコンバレーは日本企業を求めている 世界が羨む最強のパートナーシップ」(ダイヤモンド社)、「スタートアップ・バイブル シリコンバレー流・ベンチャー企業のつくりかた」(講談社)、「世界の投資家は、日本企業の何を見ているのか?」(KADOKAWA)など。

メッセージ

企業にとって、グローバル・イノベーションは必要不可欠な成長要素であり、ひいては企業の成長が、地域の経済、日本の経済を引っ張り発展させていきます。
私は、日本とアメリカのTOPベンチャーの育成を経験してきた実績を活かし、イノベーションを繋ぐ役割を果たしたいと思っています。米国シリコンバレーと京都、この二つのイノベーション都市をつなげ、京都大学からグローバルへの道をもっと確立させたいと思っております。

平野洋一郎 特命教授

専門分野

ソフトウェア、アントレプレナーシップ、MOT、企業経営、リーダーシップ

経歴

アステリア株式会社(東証プライム上場)創業者 代表取締役社長/CEO
ブロックチェーン推進協会(BCCC)代表理事
ひとよしくま熱中小学校校長 等

熊本大学工学部を中退し、ソフトウェア開発ベンチャー設立に参画。その後、ロータス㈱(現:日本IBM)でマーケティング職を歴任。 1998年インフォテリア(現:アステリア)㈱創業し代表取締役社長(現任)。2007年東証マザーズ上場。2018年東証1部上場。
2008年~2011年本業の傍ら青山学院大学大学院にて客員教授。

メッセージ

ソフトウェア業界の野茂英雄を育てる!日本ではIT先進国の米国や中国に比して圧倒的に起業数が少なく、そのことが社会におけるアンプレーナーシップの欠如、未来志向の欠如、グローバル視点の欠如など典型的なビジネス課題の原因となっています。私は、自らがソフトウェア技術者であった経験や、起業した会社を上場させた経験などをベースとして、技術と経営の融合による新しい価値の想像に貢献していきたいと考えています。

今庄啓二 客員教授

専門分野

ベンチャーファイナンス、新規事業開発、経営戦略

担当科目

事業デザイン論

経歴

京都大学工学部合成化学科卒。慶應義塾大学大学院経営管理研究科修了(MBA)。鐘淵化学工業(現カネカ)で電子材料の研究開発、新規事業開発を担当後、フューチャーベンチャーキャピタルにて投資担当者等を経て、2011年代表取締役社長。2017年会長退任。現在、内田洋行、大阪油化工業、JOHNAN社外取締役。関西学院大学大学院客員教授等。

主要論文・著作
  • 『ベンチャー企業の創出、育成の可能性と課題』(「地域開発」、2017年12・1月号)
メッセージ

大手メーカーでの研究開発、新規事業開発担当及びベンチャーキャピタリストとして各15年以上、さらに上場企業経営者としての経験をもとに、ベンチャー創出、オープンイノベーションの仕組みを再考察し、本講座を通じ、京都を世界に羽ばたく「ベンチャーの都」とする方策を探りたいと思います。

若林 靖永 客員教授(京都大学名誉教授)

専門分野

マーケティング、流通、商業、サービス、アントレプレナー、クリティカルシンキング

担当科目

マーケティング、クリティカル・シンキング、現代マーケティング、事業デザイン論、ビジネスリーダーシップワークショップ、サービス&ホスピタリティワークショップ、観光経営科学コースワークショップ

経歴

京都大学経済学部、京都大学大学院経済学研究科修士課程、同博士後期課程退学。博士(経済学)。京都産業大学経営学部専任講師、京都大学経済学部助教授、京都大学大学院経済学研究科教授(現在に続く)を経て、現職。CIEC(コンピュータ利用教育学会)会長、商品開発・管理学会事務局長、NPO法人教育のためのTOC日本支部理事長など。

主要論文・著作
  • 『顧客志向のマス・マーケティング』(単著)同文舘、2003年。
  • 『2050年 超高齢社会のコミュニティ構想』(編著)岩波書店、2015年。
  • 「チェーンストアにおけるサービス風土が顧客の知覚品質に及ぼす影響 – 階層線形モデル(HLM)を用いた顧客レベル分析 – 」(共著)『消費者行動研究』(日本消費者行動研究学会)No.20 No.1(査読あり)。
メッセージ

市場創造型の新規事業の展開、成熟市場での既存事業の再成長、進出国・地域に適合したグローバル展開、ソーシャルメディア等のデジタルがもたらす顧客行動の変化への創造的対応など、ビジネスリーダーシップを実現するためのマーケティングの革新についてともに
構想していきましょう。

研究成果

京都大学 教育研究活動データベース

竹林一 客員教授

専門分野

ビジネスモデル・マーケティング、モチベーション・マネージメント

経歴

大阪電気通信大学情報工学科。立石電機(現オムロン)入社。流通・鉄道業界の大型プロジェクトPM、新規事業推進。以後オムロンソフトウェア代表取締役社長、オムロン直方代表取締役社長、ドコモ・ヘルスケア代表取締役社長を経てオムロン株式会社インキュベーションセンター長、一般社団法人データ流通推進協議会 理事等を務める。

メッセージ

従来型の延長線上には、もはや大きなビジネスチャンスは残されていません。事業構造を見直し、新たな世界観を創り出す時代。オープン・イノベーションの本質、AI含めた最新技術を理解した上で、「新たな仕組みを構想する力」が重要です。本講座を通じて構想する力を磨き、新たなものづくりの仕組みを京都から発信していきましょう。

山川賢記 客員准教授

専門分野

M&A、事業承継、企業会計

経歴

公認会計士。監査法人トーマツ、京都の税理士法人を経て、山川会計事務所を設立。

メッセージ

監査法人、税理士法人にてM&A、上場企業監査、IPO支援、税務申告業務を経験して参りました。事業承継及びM&Aを通じ、ベンチャーを育て次世代へ承継していく仕組みを探求していこうと考えております。

吉田満梨 客員准教授

担当

事業デザイン論

経歴

神戸大学大学院経営学研究科 博士後期課程修了、首都大学東京(現・東京都立大学) 年教養学部 助教、立命館大学 経営学部 准教授を経て、2021年より神戸大学大学院経営学研究科准教授。同年から、経営管理大学院「事業デザイン論」の非常勤講師を務め、2023年度より現職。専門はマーケティング論で、特に、新しい製品市場の形成プロセスと、エフェクチュエーションとマーケティング研究の接合領域としての企業家的マーケティングに関心を持つ。

主要論文・著作

主な著書に『マーケティング・リフレーミング-視点が変わると価値が生まれる』(共著、有斐閣、2012年)、『デジタル・ワークシフト』(共著、産学社、2018年)、主な訳書に『エフェクチュエーション:市場創造の実効理論』(共訳、碩学舎、2015年)など。

メッセージ

複数の企業や主体の相互作用を通じて、新たな市場が形成されるプロセスに関心を持って研究をしてきました。その過程で、新たな機会を創造する企業家的行動とエフェクチュエーションと呼ばれる起業家から発見された思考様式に関する研究への理解を深め、寄附講座の授業を担当させていただいています。新しい人との出会いや実践者の方々との対話から、新しい理論的な洞察を得ることが好きです。

上野敏寛 客員研究員

専門分野

地域経済学、地域産業システム、中小企業経営、地域政策

担当科目

事業デザイン論

経歴

龍谷大学経営学部、龍谷大学大学院政策学研究科修士課程、同博士後期課程修了。博士(政策学)。龍谷大学地域公共人材・政策開発リサーチセンター(LORC)嘱託研究員等。

主要論文・著作

「中小企業ネットワーク組織のマネジメントと地域産業システム」『中小企業と人材(日本中小企業学会論集38)』同友館(2019年)pp.89-102,「燕・三条における金属加工技術集積地域の動態的実証研究:産地構造分析から地域産業システム研究へ」『龍谷政策論集』第7巻第1号pp.119-136等

メッセージ

先進国製造業の経営戦略・事業展開に寄り添い、経営学や地域経済学の視点から、人とロボットが協働する生産システムの開発、地域産業システムや起業家エコシステムの発展について研究と実践を行います。皆さんと一緒に価値創造できることを楽しみにしております。

並木洲太朗 研究員

専門分野

地域政策、都市政策、社会的企業

経歴

横浜国立大学経済学部卒、龍谷大学大学院政策学研究科博士課程修了。博士(政策学)。龍谷大学ユヌスソーシャルビジネスリサーチセンター研究員、同・地域公共人材・政策開発リサーチセンター客員研究員、全国盲ろう者協会評価委員等。

主要論文・著作
  • 「工業都市ロッテルダムの都市再生-産業構造転換期における地域的雇用・職業訓練・住宅政策の統合的分析-」『龍谷大学政策学研究』第3号
  • Regional Study Association Winter Conference “How ESG Certification and Impact Finance Can Promote Local Sustainability: Evidence from SMEs in Kansai”,2023,他
メッセージ

地域経済の視点から、地域における’新しい仕事’や’働き手’の創出について研究しています。地域社会・経済のにない手としての企業家やソーシャル・ビジネスに注目しており、にない手の創出を通じて地域社会の諸課題を有機的・統合的に解決し、インパクトを生み出していく仕組みや仕掛けについても、講座の研究・実践を通じて考えていきたいと思います。