研究部会

エフェクチュエーション研究部会

目標

エフェクチュエーション実践のための論理的深堀を実施し学会報告・投稿論文を提出

対象領域

企業内におけるエフェクチュエーション対応領域やコーゼーションプロセスとの関係性にしての深堀を実施(研究開発プロセス、新規事業プロセス、ベンチャーとの連携プロセス、エコシステムとの連携プロセス等)

メンバー

竹林一(客員教授)、吉田満梨(客員准教授)、今庄啓二(客員教授)、並木州太郎(研究員)をメインとし別途研究室所属の大学生、院生、事業デザイン論受講者及び受講済み者、学外有識者を対象とする

世代間企業家研究部会

研究テーマ(哲学的企業家の観点から)

縦軸を中心に承継をテーマに
(1)ファミリービジネス(親族内承継)
3サークル(株主・経営・ファミリー)
(2)M&A(第三者承継)
イノベーションとPMI

メンバー

山川賢記(客員准教授)、若林靖永(客員教授)、山本光世(特命教授)、その他学部ゼミ生

企業家プラットフォーム倫理基盤研究部会

概要

本研究会は企業家の倫理的振る舞いについて、ローカル・ソーシャル・WEB3を題材に研究するものである。第2期寄附講座は次世代HRC(Human-Robot Collaboration)研究会(以下、「HRC研究会」という。)において、障がい者が先端技術であるロボットシステムを用いて自らの能力を拡張した、生産性だけでない社会的・公共的価値について実証研究を進めてきた。先端技術の活用は「先端技術を用いて何ができるか」という問いに対し、倫理観が影響している。本研究部会はHRC研究会で課題として残っていた倫理観について研究するものである。
現在、ブロックチェーン技術の確立によって分散型ウェブであるWEB3が新たなトレンドとして注目され、NFT(Non-Fungible Token)、DAO(Decentralized Autonomous Organization、分散型自律組織)、デジタル空間であるメタバースのように新たなビジネスの創出が期待されている。WEB3におけるビジネスの創出は、企業家がどのような倫理的な意思決定プロセスを持って開発や活用をしているのか、デジタル空間におけるフィジカルの重要性など、先端技術をめぐる倫理観が問われると考えられる。
そこで、本研究会では、ローカル・ソーシャル・WEB3にまつわる研究会を実施し、ワーキンググループで実証プロジェクトを進めながら、ローカル・ソーシャル・WEB3における企業家の哲学的思考の形成、倫理的なリーダーシップの発揮、バーチャル空間における企業家の身心変容、WEB3を通じた物質的価値(身体、物等)、倫理的なリーダーシップの発揮や自己アイデンティティの形成など(いずれも仮)、「哲学的企業家(Philosophical Entrepreneur)」に関わる実践的な研究を進め、学術論文の学会発表や積極的な論文・記事を世界的な発信する。

メンバー

上野敏寛(客員講師)、並木洲太朗(研究員)、その他学部ゼミ生

倫理的企業家研究部会

概要

アントレプレナーシップが、世界的に誰にとっても必要とされる素質/能力/性質であることは間違いがありません。国内外の多くのMBAにおいて、ビジネスモデルの作成や、(しばしば男性中心主義的で異性愛主義的な)ネットワークの構築が、アントレプレナーシップ教育の名の下に行われてきました。そうした中で、アントレプレナーシップの倫理的側面はしばしば考慮に値しないもの、あるいは、考慮するとして補助的なものだとみなされてきました。
本研究部会はそうした一連のアントレプレナーシップに対する態度・思考とは一線を画すものです。アントレプレナーは、世界のあらゆる不正義に対して、ジェンダーやセクシュアリティの不平等に対して、未来の地球環境に対してどのように責任を取ることができるのでしょうか。フェミニズム、クィア・スタディーズ等の学問領域、エコロジー、エスニシティなどの現代の私たちが直面している課題について学術的な観点から学び、差別的、あるいは抑圧的な社会構造の問題を認識した上で、社会を変革するための個々の実践へと結びつけることがいかに可能かをこの講座では研究課題とし取り組みます。

メンバー

柳淳也(特定助教)、田中秀彦(成安造形大学准教授)、その他学部ゼミ生