2023.11.2 山田仁一郎教授が第19回知識経済と国際経営会議(The 19th International Conference on Knowledge-Based Economy & Global Management)で基調講演を行いました
11月2日、山田仁一郎教授は、台南市(南台科学技術大学国際会議場)にて、第19回の知識経済と国際経営会議(The 19th International Conference on Knowledge-Based Economy & Global Management)におけるオープニング基調講演を行いました。基調講演は、”Rediscovering University Ethos Amidst Academic Capitalism: Unveiling the Complexities of Regional Innovation Policies and Entrepreneurship (学術資本主義時代の大学のエートスの再発見:地域イノベーション政策とアントレプレナーシップ)”と題して行われました。この特別招待オープニング・セッションは、数回のQ&Aセッションを挟んで実施され、欧米や東南アジアからの大学院生や研究者から活発な質疑が繰り返された。この国際会議には、世界15カ国を超える国々から、200数十名の参加者があり、2日間に渡って行われました。
山田教授は、日本の札幌と京都など、異なり歴史的特性をもつ都市文化とアントレプレナーシップ・エコシステムの特徴が、学術資本主義的な中央政府や地域政府や関連団体の政策的介入や刺激策の影響について説明した。人的資本投資や地域経済コミュニティとの関係がどのように現在の科学技術の移転と成果につながっているのか、等について、長年の実証研究や縦断的事例研究に基づいて理論枠組みなどを通じて説明しました。台湾各地やドイツ、フランス、東南アジアの都市の事例との比較についての質問もあり、活発な議論がなされました。このような国際学術イベントを通じて、学術資本主義(アカデミック・キャピタリズム)と知識経済の光と影について直視する活発な議論が行われたことは、地政学的な不安定さを抱えるグローバル時代におけるアントレプレナーシップと地域経済の問題を考えるために、関連研究機関のより緊密な研究協力と交流の加速となることが期待されます。
南台科学技術大学ウェブサイトニュース記事にも掲載されています!
https://news.stust.edu.tw/pid/6922